メカキャッツアイ

グラマラススカイ
今日は、なんて晴れた心地のいい朝だ
吹き抜ける風は、俺のメンタルを解放してくれた
起きがけにハイボール飲んだ俺は、数時間の記憶をなくした
無くした間の記憶に、風が、また吹き抜ける
キンタマが痛くなり、この数時間の出来事を理解する
戻った記憶の片隅を流し込むように
そして、またハイボール、言うまでもない迷宮にもぐりこんだ
いつから、迷子だって?
[自分が、迷子だって気づいた時よ]

誰かの声が、迷宮から聞こえる
あなたは、誰ですか?

[私は、メカキャッツアイのピンク色よ]

なぜ、ピンクなんですか?

[欲を司るからよ
人のエロに、コミットして、お金を巻き上げるの]

それは、恐ろしいだす…です!

[私の後ろに付いてきて、ここから出してあげる]

身の危険を感じながら、ついていく
何時間あるいただろうか、途中、赤いメカキャッツや青いメカキャッツを通り過ぎ様に見かけた気がする
不適な笑みを浮かべていた
もう限界だった、心身ともに、後ろから
赤と青の気配もする
ふいにピンクのメカキャッツが、走り出す
置いていかれないように、僕も走り出す
赤と青も走り出す
急に現れた扉の前に、急ブレーキをかけた、ピンクを基点に、見つめるダンシング
身体中に刻まれた爪痕
もうここからだぁしてぇよ!!ミサトさぁーん!
声がこだまし、扉がそっと空いた
意識が、身体に戻ってくる、どうやら嫌な夢を見ていたようだ
外は、まだ晴れている
ふいに身体に痛みが、走る、見てみると猫に引っ掛かれた傷があった
部屋を見渡すと、タンスの隙間にカードが、あった
そこには、よろしくメカキャッツアイと、
部屋に置いていた、へそくりがなくなっていた

やれやれだぜ
男は、静かに煙草に火をつけた