路上のでんせつ フィフス

小池が、コンパクトな、呼吸の延長線上で、鼻から大きく空気をだした、その瞬間瞬き
おびただしい、それは、両の穴から姿を表した
黒く、強く、滑らかであり
言うなれば、カリスティックの上位互換、何層にも折り畳まれたそれは、一瞬で小池の足元まで出てきていた
メンタリスト太鼓が、小さくおぉ…と
この時の奥義を放った小池は、正に拳神であった。

これで、勝負が、決まったと居合わせた全てが思った時、
ジミーは、両の目を開けていた…
入れたコンタクトレンズにより、恩恵を受けていたジミーは、瞬時に視線をいなしていた
視線を微妙に反らしているが、向き合っている側からは、視線があっている
さらに口を大きくあけ、上手く笑いを逃がす
空いた口からは、どうやって出すのかわからない音が鳴っていた、静寂に微かな音
ジミーも、必死に耐えていた、自分のターンになれと!
ジミーの開いた右目は、青かった

オッドアイ

黒人のオッドアイだ、今だかつてない衝撃と奥義を完璧なカウンターで、合わされた小池に衝撃が、走った
これを、見逃さないメンタリスト太鼓は、小池にワンダウンを言い渡した、2ダウンで、TKOだ
小池に後がなくなった



次回  決着!?
策を立てれば、策に溺れし
後もない!策もない!小池に神が舞い降りる!